植物の命を触れるなら野菜を育てよう野菜を

肉フェスの珍客

GWはいかがお過ごしだったでしょうか。

僕はラーメン食ったり、ハードオフ巡りしたり、ぐーたらしたりと優雅な1人遊びを満喫しました。

そんな中、Twitterではお台場で開催された肉フェスに突如現れた「過激派ヴィーガン（※）」が話題になりましたね。

※善良なヴィーガンもいらっしゃるので差別化します

個人的に菜食主義といえば「ベジタリアン」の方が聞き慣れていますが調べてみると

「ベジタリアン」とは本来「健康な人」を指す言葉

出てきたサイトによると18種類のベジタリアンがあり、許容範囲が異なる（例：肉は食べないけど乳製品や卵は食べる）

中でもヴィーガンは「完全菜食主義」で肉、魚、卵、乳製品など動物由来の製品は口にしない、革製品など衣類に関しても動物由来の製品を使用しない

このヴィーガンもまた細分化される（例：酵素が大事なので加熱はNG）

（参考サイト）

shoku-nou.com

といった感じでヴィーガンはベジタリアンの分類の1つで中でも厳しい制約が課されるものだとわかりました。

ツイートは乗せませんが入口付近に屠殺（とさつ）現場らしき写真を並べて抗議活動をしていたとか。

僕の友人も見かけらしく

「入場口から会場につながる通路の端から端まで写真並べてた」

ということで確信犯、というか少なくとも冷やかしではないことが分かりました。

このヴィーガンたちは恐らく殺生やストレスを与えることを許さない「エシカル・ヴィーガン」に分類されるものでしょう。

あるメッセージ

彼（？）らは写真だけでなくメッセージを添えたボートも掲げていました。

「搾取から脱却しよう」

確かこんな感じのメッセージだったかと思います。

なるほど肉食をやめれば殺生をしないから動物に優しいと。

逆に肉食は人間の欲求のために尊い生命を奪う行為だと。

恐らくこのような思想を元で行動に移しているのでしょう。

命を大切にしたい気持ちは大変よろしいことだとは思います。

しかし、私としては彼らの掲げる「搾取」という言葉ににどうも引っかかってしまいました。

定義的にヴィーガンを考えると、彼らが守るべきとしているものは「動物」のみで「植物」は保護の対象になりません。

その保護の目的を過激派ヴィーガンの言う「搾取からの脱却」とするなら、「搾取」の意味がここでは殺生とするならば植物の立場はどうなのでしょうか。

野菜≠搾取？

もちろんですが植物も「生き物」です。

タンポポのを摘むために茎をちぎったことは無いでしょうか。

その時に白い汁が出てきたのかもしれません。

すぐに手を洗うので分からないかもしれませんが時間が経つと粘度が増してネバネバになります。

これはタンポポが葉や茎を虫にかじられた際、これ以上食べられないために出すものでゴムの成分とほぼ同じだそうです。

つまり植物も思考はしなくても自分に降りかかる危険が分かるところからも「生き物」といっていいのではないでしょうか。

しかし、ヴィーガン達もまた人間という生き物ですから何かを食べなければ生きていけません。

それで彼らは野菜のみを食べるという選択をしたということですが…………

動物由来のものを拒否することは別にいいんです。

自由ですから。

ただ、それで「我々は搾取から脱却している」と優越感に浸るのはどうなんでしょうと私は考えます。

生き物は搾取で生きているのではないか

今回の過激派ヴィーガンは屠殺の画像を並べていたということから健康面ではなく動物保護のために行動したとわかります。

しかし、非常識な手段と「搾取」という言葉によってヴィーガン全体の信用や評価を落とすことになってしまいました。

来場者側が間違っていてあたかも自分が正しいように訴える割には自分たちもまた生き物を「搾取」して生きているという矛盾がより一層反感を買った要因だと考えます。

一応肉食動物に関しては「自然の摂理」とし、食べるために育てる家畜と分けて考えているみたいですがそれだと畑の存在もまた否定しなければなりません。

「ヴィーガンにはその辺の草でも食わしとけ！（cv.二階堂ふみ）」という事態になってしまいますね。

過激派ヴィーガンの活動見たとき僕は「苦しい声を上げないものは生き物として見ないのか」と悲しく思いヴィーガンへの尊敬や魅力はあまり感じられませんでした。

※とはいえ僕は「何でもバランスよく食べよう！」「おいしく食べられることに感謝しよう！」というスタイルでヴィーガンの思想を完全に理解しているわけではないので「こういう意味や目的もあるんだよ！」ってありましたらぜひ優しく教えてください

お互いに腰を低くしていきましょう、怒らない、怒らない…………

でも実際に搾取しないで生きる手段は何でしょう…………

ブレサリアンとかですかね？

植物に対して生きてるなと実感したいならぜひとも家庭菜園をしてみましょう。

手塩にかけて育てた野菜は格別ですし農家さんの苦労もわかります。

実際にベジタリアン生活は効果があるのかな？

ここまで不躾ながらいろいろ書いてきたわけですが肝心なベジタリアンな食生活にメリットはあるのでしょうか。

調べてみると

健康面
まず1番に思い浮かべる効果ですね。血液がサラサラになったり体臭がなくなったり。また、精神面でも心に余裕ができるとかがあるみたいです。なので意見がありましたら優しく教えてください。

環境面
畜産をすると膨大な陸地が必要でそれを確保するために森林伐採をすることが懸念されているみたいです。また、餌となる穀物も大量に使うので間接的に水を大量に消費するからコスパが悪いんだとか。

動物愛護
「かわいそう」っていうのはもちろん、「殺して食べるのに消費されない、ロスになる」という指摘もありました。確かにコンビニとかでもお弁当とか食品全般でロスが大量に出てるのが問題になってますよね。せっかく頂く命を無駄にするだけでなく作ってくれた人達も報われないのでなにか対策が必要だと考えます。

（参考サイト）

magochan.com

と、一応メリットはあるみたいです。

しかし、すべての人がこの恩恵を得られるわけでは無いようで

「実は生理が来なくなっていたのです。そして常に貧血気味で、甲状腺ホルモンが低レベルであり非常に具合が悪く、一つ間違えば危険という状態の中で生活していました。」

ヨヴァナさんは完全なヴィーガン生活を6年間ほど貫いていたが、2年ほど前から体調に問題が起きはじめ、生理がとまりホルモン値が閉経前の女性と同レベルだった。また昨年にはカンジダ症を患い、消化器系にも大きな問題を抱え、小腸の細菌が増殖し腹部膨満感やひどい腹痛などが起こる「小腸細菌異常増殖症（SIBO）」と診断された。

そのため医師からの勧めもあり、健康を取り戻すために2か月前から卵と魚を摂っていたようだ。現在は体調も良くなり、生理も来るようになったそうだ。

（引用元）

netallica.yahoo.co.jp