M-1グランプリ2020準決勝を観ました。(全組感想)
つい昨日12/2(火)に準決勝のライブビューイングを観に映画館へ行きました。
直前になって”急遽”インターネット配信が決まりましたが、大画面でかつ集中して観られる環境で楽しみたかったので僕はそこまで気になりませんでした。
特に最近映画館にも行けなかったしお金を落とす意味でもね。
今回は運営か吉本側が変に気を利かせすぎたのかなって印象ですが、本当の是非は偉い人達が法律をもって判断してくれるだろうということで素人からは特に何も言いません。
とはいえ録画や無断転載の恐れやライブビューイング組にも見逃し配信もして欲しかったって印象もあります(本音)
- 感想
- 個別感想
- ・ラランド
- ・タイムキーパー
- ・金属バット
- ・ウエストランド(決勝進出)
- ・ニッポンの社長
- ・ランジャタイ
- ・祇園
- ・マヂカルラブリー(決勝進出)
- ・からし蓮根
- ・カベポスター
- ・ゆにばーす
- ・キュウ
- ・アキナ(決勝進出)
- ・おいでやすこが(決勝進出)
- ・オズワルド(決勝進出)
- ・ロングコートダディ
- ・インディアンス
- ・東京ホテイソン(決勝進出)
- ・コウテイ
- ・学天即
- ・ダイタク
- ・見取り図(決勝進出)
- ・ぺこぱ
- ・滝音
- ・ニューヨーク(決勝進出)
- ・錦鯉(決勝進出)
- 敗者復活戦について
感想
さて、全体を通しての感想ですが、やはり今大会史上最多エントリー数、3回戦なしで従来よりも脱落ペースの早い中、激戦を制した26組に外れなし、2時間半の間ずっと笑いっぱなしでした。
コロナ禍の影響で今年は舞台数の少ないにも関わらずどのコンビもネタを磨き上げて仕上がっているなと思わず感動してしまいました。
その中でも自社劇場を持っており、配信を行っていた吉本勢が強いのかなと思っていましたが、今回の決勝進出メンバー9組のうち3組は非吉本事務所という快挙を成し遂げました。
タイタン所属のウエストランド
グレープカンパニー所属の東京ホテイソン
SMA所属の錦鯉
以上の3組です。
それぞれとても面白いにも関わらずなかなか日の目を浴びる機会に恵まれず苦労していたので僕も決勝進出はとても嬉しかったです。
特に錦鯉の長谷川まさのりさんは御年49歳……
東京ホテイソンたけるさんのお父様と同い年ということでこれを機に売れてバイト生活から脱却してほしいと切に願います。
また、吉本勢でもおいでやすこががユニットコンビ初の準決勝進出からの決勝進出を成し遂げました。
R-1グランプリの出場資格を奪われた矢先にとんでもない快挙で本人が一番動揺していました。
今年は第7世代勢がほとんど準々決勝の時点で落とされ、発表された決勝進出者はお世辞にも華があるとは言えませんが完全に実力で通ったメンツが揃っており、「こんなに面白かったのに落ちちゃったんだ!残念!」というコンビはいましたが、「なぜこのコンビが通ったんだ……」というコンビはいませんでした。
今大会もかなりレベルの高い決勝戦になるのではないかととても楽しみにしています。
本当に結果は出番順で左右されるのではないかと思ってしまうほどです。
個別感想
出番順に感想をネタバレなしで書いていきたいと思います。
・ラランド
準々決勝で一度敗退しましたが、Gyaoのワイルドカード枠で最も再生人数を獲得したということで準決勝に進出しました。
ボケのサーヤさんのキャラ変や芸達者ぶりとツッコミのニシダさんの声の良さと振り回されっぷりは健在しており、緊張感漂う中で安定したネタでトップバッターながら笑いを取っていました。
とても好みなネタで高クオリティーですが、なかなか会場が温まり切れてない中では若干笑いが遠慮がちになってしまったか残念ながら決勝進出には至りませんでした。
ワイルドカード枠での決勝進出はなかなかハードルが高いことなんだなと痛感しました。
・タイムキーパー
大阪吉本所属、結成2年目ながら準決勝に進出した今大会のダークホースのうちの1組です。
僕もこの2020年大会で初めて知りました。
若手ながら4分間の間に主題に沿った情熱的なドラマを構成しつつ、ネタの回収もしっかり行えており、セリフ量も膨大な数と速さが求められましたが、両者とも良い声質で聞き取りやすく1度もミスすることなくやり切ることが出来ました。
笑いもとりつつ観てるこちらも胸が熱くなるような、とても印象に残る漫才で観終わった後には何とも言えない多幸感に満たされました。
ですが、それでも2番手ということでまだまだ会場が温まり切れてない中なのか、爆発的な笑いがまだ起きなかった印象でしたかね……
ですが、まだまだ結成2年目ということで今後の漫才も楽しみですし、これを機に劇場の出番が増えてネタを磨ける機会が増えることを切に願います。
・金属バット
独特な風貌ながら正統派なしゃべくり漫才を行いファンの間では決勝進出を望む声が多く寄せられる金属バットが早めの3番目の出場でした。
今回も2人の飄々とした掛け合いが織りなすしゃべくり漫才で、「さすが金属バット」と思ってしまう(意味深)高クオリティーな内容でした。
僕も金属バットの大ファンでとても安定した笑いで「今回行けるんじゃないか……?」と思いましたが、残念ながら敗者復活戦行きとなってしまいました。
確かに待望の金属バットが出て来て大きな笑いが出ていましたが3番目という順番もアクの強いネタをやるには若干早かったかなという印象もありました。
もしかしたら出番が後半戦あたりだともしかしたら行ってたかも……?と勘ぐってしまいますね。
やはり賞レースは運要素もあるんだな……と痛感。
あと、密かに囁かれてるのが、オチ部分をそのまま地上波に出していいのかと審査員が判断した説があります。
確かに一度Aマッソの件で巻き込まれた形で金属バットも問題視されていた近くにあったのでもしかしたらそこも考慮されてしまったのかな……と
実際ライブビューイングとかではオチ部分はちょっと引いてしまった空気を個人的に感じており、この件に関しては元ハリガネロックのユウキロックさん、馬鹿よ貴方はの新藤辰巳さんも指摘していました。
今回は残念でしたが、まだ敗者復活戦もあるのでそこに期待したいなと思います。
・ウエストランド(決勝進出)
金属バットの活躍によりかなり会場が温まった中で次に登場したのはタイタン所属のウエストランドです。
今回も妬み嫉みをぶちまける井口節に冷めた河本さんのボケが見事に合わさった漫才でした。
ウエストランドもまた先日「いぐチ○コ事件」が起こり、火曜JUNK爆笑問題カーボーイで報告した結果運悪く松村邦洋さんのゲスト回でひんしゅくを買い、しまいには事件の告白場面をジングルに採用される散々たる仕打ちを受けてしまいました。
しかし、そこで一度運気が下がってから今日に至るまでメキメキと頭角を現し今回決勝進出しました。
とはいえ、若干心配なのが井口節はある程度受け手側がウエストランドのキャラクターを知っている上で観ての受けであったらどうしようと思っていまして、決勝の時に初見のお客様にハマればいいなあと思っています。
・ニッポンの社長
今年のキングオブコント決勝進出者のニッポンの社長が準決勝に進出しました。
てか、キングオブコント大阪若手勢3組全員準決勝に進出しました。
コミカルなボケのケツさんに冷静なツッコミをする辻さんのニッ社らしい漫才。
1回の指摘から段々と壊れていく中でしっかりと回収も行っておりコント師らしさを伺える漫才でとても面白かったです。
ネタバレ回避だともうこれしか書けないの歯がゆい……
・ランジャタイ
前半戦にまた曲者が現れました。
グレープカンパニー所属で、万人受けではありませんが、根強いファンが数多くおり僕も大好きなコンビです。
今回のネタもまた奇想天外な漫才コントで何かキーワードを出そうにもネタバレ不可避になってしまうのが悲しい限り……
でもやっぱりあのコミカルなネタに国崎さんの特徴的な、イメージするなら若い頃の電気グルーヴ石野卓球さんの声が絶妙にマッチしていて面白さを倍増させるんですよね。
ツッコミの伊藤さんも高めな声で鋭く刺さり、埋もれないのもまた聞きやすく実はかなり相性抜群、組んだのが奇跡的なのではないかと思いました。
決勝進出発表時には自分以外の芸人さんが呼ばれる中で自分ごとのように喜んでいたこともとても印象的でした。
いつか決勝の舞台に立てることを祈っています。
・祇園
「お待たせしました、木崎ですっ(キリッ」
ここからBグループです。
現代社会を皮肉るようなネタで2人の息のあった掛け合いが観ていてとても気持ち良かったです。
やはり主題の「創作」の中でのリアリティさが忠実かつ共感の要素が強ければ強いほどこの漫才の面白さが何倍にも増えるんだなと感じました。
いくつかのお笑い考察動画で指摘された出番順ジンクスを思い出しましたが、確かに会場が温まり、中MCを挟んだ後の1発目はお客様のコンディションが良いのかなって実際に準決勝を観ていて思いましたね。
・マヂカルラブリー(決勝進出)
2017年の伝説のファイナリストで、今年3年ぶりに決勝進出しました。
従来の最終的にすべての流れが同じボケオチに着地させる天丼ネタではなく、主題に沿ってのストーリー式に変えており、ボケの野田クリスタルの良さが更に引き出されているのではないかなと感じました。
ツッコミの村上さんも俯瞰的に、まるで我々が思っていることを代弁しているかのような共感性の高いツッコミで我々の笑いを引き出してくれるような漫才でした。
この変化が件の審査員に響くかどうか……
当の本人たちも決勝進出したのは良いものの、脳裏にはあの事件が思い出され嬉しい半分恐怖半分とのこと。
もし忘れてたら”はじめまして”のテイで接しようかなと模索中のこと。
ですが、いつぞやの敗者復活戦の時にいつもの上裸で「待っててね~!!!」とやっていたのですが当の本人はただにこやかに手を振り返すだけで覚えてなかったようでこの作戦が行けそうではあるんですよね。
どうなることやら決勝当日が楽しみです……
・からし蓮根
昨年のファイナリストです。
今回もテーマのストーリーに沿ってボケていく漫才でした。
個人的な見解になるのですが、古典カートゥーンの不条理ギャグような、我々の予測している行動を裏切るようなボケがとても面白かったですね。
日常的な生活の流れの中であそこまで面白いボケをたくさんいれられるのが本当にすごいなと感じました。
今回もかなり湧いていたので決勝進出が手堅いかなと思いましたが、残念ながら敗者復活戦行きとなってしましました。
本当に決勝進出メンバーは拮抗していたんだなと思います。
・カベポスター
今年はABCお笑いグランプリ決勝、NHK新人お笑い大賞決勝、ytv漫才新人賞本戦出場と勢いに乗っているコンビですが、今回もとてもすごい漫才を行っておりました。
始め、永見さんの奇怪なボケがどんどん繰り出されるだけなのかと思いましたが、最終的には……
わーすごい!って思わず呟いちゃうようなネタでした。
さすが、新人賞レースに何度も出てるだけありました……
・ゆにばーす
今回、漫才コントではなくしゃべくり漫才にシフトチェンジしたゆにばーす。
しゃべくり漫才で自分たちのキャラクターをいかんなく発揮できるような、自由度が増してていいなあと感じました。
キャラクター、偏見、自虐といった要素がバランスよく織り込まれており、すごく面白かったです。
・キュウ
安定のキュウワールドが炸裂していました。
楽しい言葉遊びのような、でも会話の概念を壊すような……
観てる我々の脳みそがバグるような、空脳アワーを体感しているような……
決勝に行っても受けるようなネタでとても面白い!
でも、ちょっと最後の部分をもうちょいパンチ強くても良かったかなと個人的には思ってしまいました。
いつか決勝には上がって欲しいです。
・アキナ(決勝進出)
すっごいもう。
時間が進むにつれてどんどん盛り上がっていきました。
このBグループ1番の受けだったと思います。
これは行ったんじゃないかなと思ってしまうほどでした。
かなり構成がしっかりしていてキャラも立っている最高の漫才でした。
ただ、当日トップバッターを引いてしまうと空回りしてしまうのが心配なところですね。
・おいでやすこが(決勝進出)
換気タイムを挟み後半戦Cグループのトップバッターです。
お客様も笑い疲れお尻が痛くなってきたところで中だるみもしそうなところですが、そんなことも関係なく準決勝全体通して1位2位を争う受け方をしていました。
もちろんR-1グランプリ出場資格なしによる同情なんかではありません。
ネタ構成とそれぞれのピン芸人としての良さを殺さずに組み合わせることに成功し、とても面白かったです。
にしてもこの2人はこの数日間で本当に翻弄されて大変かと思いますが、ぜひ、決勝の舞台でも活躍してほしいですね。
ぜひR-1のリベンジを果たしてほしいです。
・オズワルド(決勝進出)
昨年ファイナリストで、今年2年連続で決勝進出しました。
ローテンションと怒りの緩急をつけて独特なテンポ感で進む彼らの漫才。
伊藤さんの調子がめちゃくちゃ良かった印象で、ツッコミの1つ1つを言うほど会場はとても大盛り上がりでした。
構成も好きだな~。
少なくとも去年よりもパワーアップしており、納得の決勝進出でした。
・ロングコートダディ
2020年キングオブコント決勝進出大阪若手勢2組目です。
これもまた2人のキャラクター、持ち味が生かされたとても面白い漫才だったのですが、ここにきて若干笑いの量が下がってしまったかなという印象。
序盤2組でノリに乗っている高クオリティーな漫才を見せられた後に出てくるメンバーのハードルが上がったのかもしれません……
特にロングコートダディは間を使うところもあったので、若干勢いに欠けてしまったのかなという印象でした。
でもあのネタ好きだなぁ……
癖になる何回も見たくなるような、またたくさん応用できるなと感じました。
・インディアンス
昨年のファイナリストです。
今回も田渕さんのマシンガンボケが繰り出されるハイテンション漫才でした。
おじさんがあんなに大はしゃぎするだけでどうしてあんなにも面白いのでしょうか……
隙あらばボケという感じで4分間やり切りました。
ロングコートダディと打って変わって勢いで押し通せるかといったらそういう訳でもなく普通の受け具合でしたね……
確かにこの手のネタは1度ハマらなければ最後まで厳しくなる可能性がありますしね。
また、何かしらのパワーワードやフリオチがあるわけでもなく結構ベタな印象があるのかもしれないね……
僕はそれが大好きなのです。
・東京ホテイソン(決勝進出)
満を持して決勝進出しました。
あまりフィーチャーされませんが、結成5年目で4年連続準決勝進出しているかなりの実力派で僕も決勝進出は首を長くして待っていました。
今回もたけるさんの備中神楽を生かしたパワーワードのツッコミが炸裂し、次のツッコミ、次のツッコミと進むたびに受け量が上がっていきました。
記者会見でも本人たちが吐露していましたが、このスタイルは2018年チャンピオンの霜降り明星と似ており、両者にもその指摘が入っていたそうな。
ですが、僕から観たら似て非なるもので、霜降り明星はフリップのようにどんどん新しい展開が繰り広げてるのに対して、東京ホテイソンはあらかじめフリとなる要素が伝えられそれを踏まえての展開になっています。
簡単に言えば霜降り明星がツアーガイドのようにどんどん現れる未知のようなことを解説してくれるような納得感、東京ホテイソンは謎解きの答えを解説してくれるような納得感があるんですね。
決勝進出で地上波に出ることでまた指摘があるかと思いますが、それを跳ね返すように堂々とネタを披露してほしいです。
・コウテイ
今年のABCお笑いグランプリ優勝コンビです。
相変わらず不仲を感じさせないようなハイテンションと造語が織りなった若さ溢れる漫才でした。
こういう勢い重視のネタは忌避されがちではありますが、彼らのはフリオチがしっかりしており、さながらテンポの良さから人気があるのかもしれませんね。
しかし、今回は東京ホテイソンの後もあったためかなかなか盛り上がり切らなかった印象でした。
・学天即
ラストのDグループが始まりました。
今大会でラストイヤーの学天即でしたが残念ながら敗者復活戦行きに。
王道のしゃべくり漫才で期待が高まる中、会場はとても大盛り上がりでした。
ですが、爆発的に湧いたという部分はなく、常に受けは良かったものの最初から最後まで横ばいの状態が続いてたような印象でした。
今年がラストイヤーなので、敗者復活戦の可能性もあるかもしれませんね。
・ダイタク
双子を生かした漫才でこちらも受けは良かったものの爆発的に湧くこともなく横ばいな印象を持っていました。
この後の5組の期待が高まる中で厳しい戦いを強いられてしまったかもしれませんね。
・見取り図(決勝進出)
3年連続の決勝進出……すごい……
優勝候補の1人として準決勝メンバーの中でかなり期待されており、プレッシャーが強いんじゃないかなと思いましたが、しっかりと期待を超える安定した漫才でしっかりと会場を沸かしました。
4分間ながらかなり濃密なストーリー展開が施されており、かなり見ごたえがありました。
流石見取り図と思うような横綱相撲を鑑賞しているような、そんな漫才でした。
・ぺこぱ
昨年のファイナリストで今年第7世代の筆頭として活躍しており、漫才のフォーマットがバレてるため今年は出場しないのではないかと囁かれたぺこぱですが、しっかりとエントリーし、準決勝まで進むというかなり漫才師としてとてもカッコイイ結果を残しました。
ここまで進むにあたってもちろん昨年から進化した漫才を繰り広げていました。
自分たちのフォーマットに加えて自分たちのこの1年間をもフリとした彼らの「固定概念」を取っ払うような新鮮味のある漫才でした。
この変化によって会場はかなり盛り上がりもしかしたら……と思いましたが、残念ながら敗者復活戦へ。
この1年の人気で敗者復活戦有力候補の1つではありますが、決勝の舞台でも問題なく受けると思うので結果が楽しみです。
・滝音
2020年キングオブコント決勝進出大阪若手勢3組目です。
いつものごとくさすけさんの「ベイビーワード」連発の漫才でした。
1つ1つのベイビーワード受けは良かったのですが、ネタの構成に若干のネタバレ感があったので期待してた分を超えるほどの受けは無かったかな……という印象でした。
また、テーマが直前のぺこぱとかぶってしまったこともあり、出番順としても不利になってしまった印象があります。
今回は残念でしたが、敗者復活戦でハマる可能性が高いかもしれませんね。
・ニューヨーク(決勝進出)
昨年決勝進出したものの、辛酸を舐める結果となってしまったニューヨークですが今回はかなりの大受けでしたね~
ネタがかなり仕上がってる印象で、昨年M-1、キングオブコント準優勝ときてのM-1準決勝と期待が高まる中でそれを余裕で超えるほどの受けでした。
内容としてもニューヨークらしい毒の利いた内容でそれもあってかお客様がとても満足したのではないかなと思います。
毒の利いたで言ったら金属バットもそうですが落ちてしまっており、何が違うのかなと考えたときには「笑いに出来るかどうか」っていう問題ですかね……
・錦鯉(決勝進出)
準決勝の大トリ、満を持して登場した今大会最高齢の錦鯉がなんと決勝進出が決まりました!
僕は金属バットと並んで推していたのでとても嬉しかったです。
お笑いファンの期待と初見さんがインパクトを感じたためか、登場からすでに大盛り上がり。
つかみ、ネタ、オチとすべて受けており、会場はもうドッカンドッカン大盛り上がりでした。
しっかりとまさのりさんのおバカキャラを生かしつつ構成もしっかりとしており去年の数え歌のネタから飛躍的に進化していました。
出番順によっては昨年のぺこぱのように最終決戦もありうる爆発力のあるネタだったんじゃないかなと思いました。
決勝進出が決定した際には、ツッコミの渡辺隆さんは金属バット友保さんと抱き合い、ランジャタイ国崎さんとぺこぱ松陰寺さんはガッツポーズをし……
特に非吉本勢で共に地下ライブで苦楽を共にした戦友たちの嬉しそうな顔が印象的でしたね。
キングオブコントのバイきんぐ、R-1グランプリのハリウッドザコシショウとアキラ100%に続いてSMA初のM-1グランプリチャンピオンとして是非ともこれを機に人生を変えて行って欲しいなと思いました。
以上、26組の感想でした。
敗者復活戦について
今年の敗者復活戦も記者会見で説明があったように視聴者投票で決まることになりました。
今年は準決勝に第7世代が少なく、かなり票が偏るのではないでしょうか。
僕が思う進出候補は、
・ぺこぱ
・金属バット
・からし蓮根
の3組かなと思いました。
ぺこぱはこの1年の活躍によりかなり多くのファンを獲得したため票数もまたより多く獲得するのではないかなと思います。
勢い的にもネタ的にも衰えていないのでとても期待できるのではないでしょうか。
金属バットはお笑いファン、準決勝鑑賞者の間でなぜ落ちたんだ……という声が上がるほどのクオリティーで順位的にも進出一歩手前だったのではないかと噂されています。
この悔しさをバネに多くのお笑いファンの投票と、初見でもそのインパクトある風貌とネタのクオリティーで票も集まるのではないかと思いました。
からし蓮根は上記2組ほどの注目はありませんが、ネタのクオリティーは申し分ないので上位に食い込むのかなと思いました。
準決勝のネタそのままやったらかなり受けるんじゃないかな……
以上が敗者復活戦の予想でした。
さて、何かと波乱が続いたM-1グランプリもいよいよ残すところ敗者復活戦と決勝だけになりました。
その最終決戦は12/20、楽しみです。
ここまで長い文章でしたが、お付き合いいただきありがとうございました。
一緒にM-1グランプリを楽しみましょう!!!